投稿者: クロモグリク酸の浸透圧比は0.25で、水に近い性質をしているため、クロモグリク酸使用時には水で眼を洗ったような刺激を感じることがあります。クロモグリク酸を使ったときに感じる刺激や違和感は、人間の涙とのpHや浸透圧の違いによって生じるもので、真水で眼を洗ったときと同じメカニズムのものです。
そのため、長期使用によっても有害な作用は生じないことが知られており、特に不快でなければ気にする必要はありません。眼薬をさした後にすぐに瞬きをすると、薬が流れてしまい、効果を十分に発揮することができません。
効き目が不十分と感じたら、薬を変えることを検討するだけでなく、正しく目薬を使えているかを確認することも、薬剤師としては重要な点です。